ゾロトゥルン州の100クラスが森へ

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 日中の日差しもやわらぎ、秋らしくなってきたスイス。ハイキングが気持ちいいシーズンになりました。

 ゾロトゥルン(Solothurn)州の学校では、先週およそ100ものクラスが「森の特別教室」に出かけました。9月30日まで開かれていたメッセ、HESO(Herbstmesse Solothurn)の企画で、地域の子どもたちに森で遊び、学ぶ機会を与える目的で行われたものです。

 最初の授業は、「森のアート」。森で見つけた枝や石を使って、工作をします。参加した子どもたちが実際に作ったのは、「スポーツ競技場」「小人の家」など。スイス公共放送SRFのインタビューに対し、この授業のリーダーは「おもちゃがないことで、森にあるものがすべて遊びの材料になります」と語りました。

 次の授業では、森の動物について学びます。スイスの森に生息しているのは、テン(Marder)、オオヤマネコ(Luchs)、シカ(Reh)など。同じ州でも、田舎の子どもたちは普段見かけていてよく知っているのに対し、都会ではテレビでしか見たことがないなど、違いが見られます。

 最後は、「森の遊び場」。クラスの半分はかくれんぼ、もう半分はサッカーです。ゴールは、ハシバミの木の枝を組み合わせて製作。遊び場のリーダーは「僕はここにいて、ボールを与えただけ。あとは自分たちで遊びを作りだしていました」と感心した様子でした。

 昔のスイスの子どもたちは森で遊ぶのが普通だったそうですが、現在は移民の家族も増え、森に行かない子どもたちが増えていると言われています。自然が身近にあるスイスだからこそ、もっと地元の植物や動物について知る機会を与えたいものですね。

 


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