フランス語圏の大卒者、就職に苦労

20180929_midori_news_180 スイスの大卒者のうち、フランス語圏の卒業者の方が、ドイツ語圏の卒業者より、卒業後、職探しに苦労していることが明らかとなりました。

 スイス連邦統計局(OFS)が先日発表した統計によると、大学を卒業して1年経っても就職先を見つけていない人数の割合は、ドイツ語圏よりフランス語圏の方が多いという結果が出ています。  

 例えば、ドイツ語圏のルツェルン(Luzern)では、卒業1年後に就職先が見つからなかった割合は1.7%であるのに対し、フランス語圏のジュネーヴ(Genève)9.6%、ヌーシャテル(Neuchâtel)7.5%、ローザンヌ(Lausanne)6.9%となっており、大きな違いがあることが分かりました。

 この結果の要因として、大学で学んだ専門分野、外国籍、公用語を習得しているか否かなどが挙げられるとのことです。    

 また、経済状況で見ても、ドイツ語圏と比べフランス語圏はあまり良くないため、同言語圏の求職者は「より高い技能や専門知識」を企業から求められているようです。

 ジュネーヴ大学(Université de Genève)でも、このような傾向に危機感を示しており、最近ではフランス語で「スタージュ(Stage)」と呼ばれる企業でのインターンシップを学生に推奨しています。  

 スタージュを経験した学生は、その後、仕事を見つけやすいということも確認されており、学部によってはスタージュを義務付けているところもあるのだとか。  

 スイスでの就職活動は経験を求められることも多いため、新卒者にはなかなか難しい状況なのかもしれません。スタージュを経験することで、就職のチャンスを掴めるようになるといいですね。

 


コメントを投稿する