絶景より評価されたスイスの心

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 今年初めにニューヨーク・タイムス(NY Times)紙によって選ばれた「今年行くべき世界の52ヵ所(52Places to Go in 2018)」。

 こちらのニュースでもお伝えしましたが、スイスのルツェルン(Luzern)も、中世の街並みや世界一の勾配を誇るケーブルカー「シュトースバーン(Stoosbahn)」、アルプスの絶景を望む高級リゾート地「ビュルゲンシュトック(Bürgenstock)」などが評価され、みごと5位にランクインしました。

 ランク発表後、旅行ジャーナリスト、ジェイダ・ユアン(Jada Yuan)さんが、実際にその52ヵ所を訪れ、肌で感じたことをリポートしています。彼女の35番目の訪問地となるルツェルンを観光した時の様子が、今月18日同紙で報告されました。

 同リポートでは、まずルツェルンの高い物価に驚いたことを挙げていますが、そんな時に出会った旧市街のチーズ専門店「Chäs Barmettler」の1個2フラン(234円)のタルトに救われたと絶賛しています。

 この店は地元では有名で、店先で焼くこのチーズタルトは同店の看板商品です。1976年から彼のご両親が使っていたオーブンと、同じレシピで作っています。また、今でも20年前と同じ価格でタルトを販売しているのにも驚きです。

 同店のオーナー、トーマス・バルメットラー(Thomas Barmettler)氏は、「焼くのは簡単だし、通りに美味しそうなチーズのにおいがするとお店がオープンしてるって宣伝にもなるしね」と、20年変わらない価格の秘密について明かしています。また、今回評価されたことについて「そりぁ、うれしいよ」と喜びをつづり、発表後、常連客から多くの反応があったことも話しています。

 実はユアンさん、旅の初めに一番大切なパソコンの入った袋をルツェルンで紛失してしまったそうです。どうすべきか途方に暮れている時、なんと拾ってくれた人がホテルまでわざわざ届けてくれたというエピソードも。「ルツェルンは絶景も最高だけど、もっと素晴らしいのは行き渡ったホスピタリティーと優しい人たちだった」と評価しています。

 同店のタルトについては、当サイトでもご紹介しておりますので、合わせてお読みください。 Chäs Barmettler


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