スイス留学 〜留学生のアルバイト事情〜

20180910_TakutoTamashiro_series06_cut 在学中にアルバイトをするスイスの学生は多くありませんが、物価が高いと言われるスイスに留学している学生にとっては、アルバイトは必須かもしれません。

 スイスでは、公共交通機関や食費など日常的な出費も高くつきますが、物価が高い分、賃金も安定して高水準です。スイス滞在中に少しでもアルバイトをして収入があれば、あなたの留学生活もさらに楽しめるはず。そこで、留学生の体験談を元にスイスでの「アルバイト事情」についてご紹介しましょう。

アルバイトの探し方
 アルバイトは、インターネットサイトや情報誌で探します。しかし情報が全てドイツ語であったり、求められるスキルにもドイツ語力があったりするので、スイスでアルバイト先を探すのは容易ではありません。そのため日本人学生の多くは日本食やアジア系レストランでアルバイトをしています。

 こうした店はスイスにたくさんあり、働いている従業員も日本人の割合が多いので、不明、不安な点を尋ねることができ、仕事内容も日本と大差ないので、比較的働きやすい環境と言えます。

 日本食レストランの求人情報は、学生同士の日本人コミュニティから得ることもできますし、スイスに住む日本人のための情報誌等で見つけることもできます。気になるお店に直接尋ねてみるのもいいでしょう。

アルバイト情報サイト
Job.ch

アルバイト先が見つかったら準備するもの
 留学生がスイスでアルバイトするには、学生ビザとは別に許可申請が必要です。前提として学士の単位で留学している日本人留学生は、最低でも6ヶ月間スイスに滞在してからでないと許可が出ません。

 6か月以上滞在している留学生は、週15時間以内であればアルバイトができます。夏季などの休暇中は、州によっては週15時間以上働ける場合もあります。

 許可申請の手続きは、まず働き先を見つけて雇用契約を結んだ後、働き先が属するカントン(州)への申請となります。たいていの場合はアルバイト先が州に雇用契約書と共に申請してくれますが、州によっては手続きが異なります。

<許可申請に必要な書類>

・許可申請書
・雇用契約書
・*在学証明書
・*在学する大学からのアルバイト許可証

 自分で用意しておくべき書類は*在学証明書と、大学からの許可証です。これらは大学の学生課ですぐに受け取れるので、アルバイトを決める前から手続きを。

 州からの労働許可証が発行されるまでには申請後一定期間が必要なので、アルバイトが可能になるのはその後です。許可が出るまでの期間は州によって異なりますが、今回の申請では2週間ほどでした。

時給について
 スイスでの生活費の月額は日本と比べると倍以上するため、アルバイトの時給も日本の約2倍、最低でも基本給が20スイスフラン前後です。雇用主によっては交通費や食事などが支給される場合もありますが、通常交通費は含まれません。

 スイスではアルバイトでもフルタイムでも雇用とみなされ、雇用主は毎月州に税金の支払いをしなければなりません。従って、アルバイトでも所得税などが源泉徴収で給与から天引きされます。

許可申請についての情報(例: チューリッヒ)
https://awa.zh.ch/internet/volkswirtschaftsdirektion/awa/en/arbeitsbewilligungen/drittstaaten/praktikum_studium.html

日本食レストランの環境
 ホールスタッフの業務内容は、日本の居酒屋とあまり変わりません。ある職場の従業員の7割は日本人で、その他はスイス人。実際に働いてみるとアットホームな雰囲気で、お客さんや従業員と話しながら、ゆったりと楽しく働くことができます。

 お客さんとの会話は基本的にドイツ語なので、料理や食材、調味料等の難しい単語が出てきたり、慣れないスイスドイツ語で話しかけられたりすることも。その都度メモして学べば、働きながらにして大変役立つドイツ語の勉強にもなるのです。

 スイスという、留学するには比較的珍しい国で、大学で学びながらプラスαのアルバイトに挑戦することは、スイスの学生だけでなく現地の多くの人達と触れ合うことのできる良い機会になるでしょう。週に働ける時間が決まっているため、自分のペースで少しだけでも働くことができるので、勉学と両立しながら試す価値のある有意義な時間となるはずです。

** 2018年の一留学生の体験談を元に構成しています。雇用手続きなどは雇用側、州によって変わりますので、あくまでも参考情報としてご活用ください。

 

 


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