3Dプリンターで作る腎臓!?

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 日本でも新しい国民病として注目されている慢性腎臓病。自覚症状が乏しいため、気付いた時には重症度の高くなっていることもあります。また、生命の危険がある場合には新しい腎臓を移植するか、人工透析を受けなければなりません。慢性腎臓病は患者さんだけでなく、その家族の生活の質にも大きく影響を与える病気です。

 2016年のデータによれば、スイスでも約1,500人の移植希望者が待っていたそうですが、実際に行われた移植手術の件数は約300件だったと言います。

 そんな患者さんやご家族の方に朗報が入ってきました。北西スイス応用科学大学(HLS FHNW)の研究グループが、なんと3Dプリンターで腎臓組織のサンプルを作ることに初めて成功したと、無料新聞20minで報道されました。

 作られた腎臓組織は約1c㎡と小さなサイズではありますが、薬などのテストをするには十分な大きさなので、動物実験の替わりに使えるとのこと。

 同大学の研究者マウリツィオ・グーロ(Maurizio Gullo)氏は、「特に大変だったのは、細胞を作るいわゆるプリンターのインクを探し出すことだった。10~20年後には、3Dプリンターで作った腎臓を人に移植できるだろう」と話しています。

 3Dプリンターの医療分野における活用が進む昨今、この研究が1年でも1ヶ月でも早く、成功することを期待したいですね。

 


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