ザンクトガレンの「誰も読めない時計」

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 駅の時計は、たとえ自分が時計を持っていても、大きな表示でわかりやすく見やすいため、あると安心しますよね。

 ところが、ザンクトガレン(St. Gallen)の駅に今年4月に登場した大きな時計はガラスに丸とバツと四角の形が表示され、パッと見ただけでは時計だとわかりません。この時計が設置されて以来「誰も読むことが出来ない」と物議をかもしています。

 時計はザンクトガレンのメディアアーチスト、ノルベルト・メスラング(Norbert Möslang)氏による「パターンズ(Patterns)」で、二進法で表示しているバイナリ時計と言われるものです。シンプルな図柄ですが、「駅のユビキタスなイメージを表現している」と、コンペティションの審査員達を納得させたと言います。

 地元紙「St. Galler Tagblatt」によると、324,000フラン(約3,600万円)の税金をかけて完成したこの時計、最近になって、時計の下にあるバスの案内板が時計を邪魔しているため、2万フラン(約220万円)かけて撤去することになったそうです。

 「誰も読めない時計なのに、また無駄使いをするのか」という声も挙がっていますが、その一方で「とててもかっこいい」と称賛する人もいます。度々話題にのぼることでザンクトガレンの顔になってきた時計、長く愛されるといいですね。

 


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