巨大化を止められるか、スイスの牛

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 記録的な猛暑で、乳牛に必要な水が軍のヘリコプターで運ばれたニュースがありましたが、体の大きな牛はより多くの水や食料が必要です。

 現在、スイスで飼われている牛は約70万頭。大きさは平均約1.6m以上、体重は800kgを超え、年々巨大化していると言います。大きな牛には、濃厚飼料のような大量の特別飼料が必要のほか、牛の健康面の問題や、牛が大きくなるにつれ家畜小屋も狭くなったり、牧草が体重の重い牛たちに押しつぶされて枯れてしまうなどといったことが問題視されています。

 乳牛の畜産組合「Swissherdbook」によると、スイスの牛のサイズは年間0.3cm伸びているそうです。同組合のマルクス・ガーバー(Markus Gerber)氏も「収益の高い牛を追及してきたため、牛が巨大化してしまった。この傾向は止めなければならない」と、無料新聞20minで話しています。

 そこで最近キャンペーン等で呼び掛けられているのが、「新しいスイスの牛(Neue Schweizer Kuh)」というプロジェクト。理想とされる牛の大きさは、1.4~1.45mで体重は500~600kgだそうです。

 牛乳の消費が減っている中、牛乳が余ってしまい赤字が続き、畜産業を離れる人も増えているのが現状。同プロジェクトは共感を呼び、すでに小さな牛で収益を上げている人もいるとか。小さな牛で酪農業界に活気を取り戻すことができるといいですね。

 


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