ピサよりも斜くスイスの塔とは?

St. Moritz Tourism

 今年の春、イタリアの大学が率いる研究チームが、地震に遭いながらも800年以上倒壊することなく残った「ピサの斜塔(Torre di Pisa)」について調査を行い、その理由を解明しました。

 調査結果によれば、斜塔が倒壊していないのは非常にまれであるものの、塔が立っているその柔らかい地盤が関係していると明らかにしています。では、スイスにある斜塔はどうなのでしょうか。

 実はあまり知られていませんが、スイスのサンモリッツ(St. Moritz)にも奇跡的に傾いたまま立っている斜塔(schiefe Turm)があります。旧マウリティウス教会(Die Mauritiuskirche)の一部として、1570年に建造されたとされ、現在ではサンモリッツの観光名所として知られています。

 高さ約33mの塔の傾斜は、なんと5.5度。現在、傾斜約4度のピサの斜塔よりもさらに角度が大きいことになります。もちろん最初から傾いていたのではなく、土砂崩れや地震などによって徐々に傾いていったとのこと。これまでに5回の傾き修正のほか、倒壊防止に向けた様々な改修補強工事も行われながら、現在もその姿が保たれています。

 一見しただけでは傾いているように見えないそうですが、写真右側にある老舗ホテル、クルムホテル(Kulm Hotel St. Moritz)から見ると傾斜がよくわかり、お勧めだそうです。サンモリッツにお越しの際には、ぜひこの斜塔へ立ち寄ってみてくださいね。

 


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