移民とスイス人の賃金に格差あり

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 スイスで暮らす移民出身の人々は、両親がスイス人であるスイス人と比べると、一般的に金銭的、物質的条件が悪いことが、先日連邦統計局(OFS)より発表された「2017年版 移民出身人口の同化指数(Indicateurs d’intégration de la population issue de la migration 2017)」より明らかとなりました。  

 スイスでは居住人口の約37%が移民、いわゆる外国人とのことですが、同局によれば、スイスに移住した移民は、スイス人と比べ就職など様々な機会の平等性に関して、差が生じているとのこと。

 また、同局は数値の違いは必ずしも「移民」だけが理由ではないと明確にした上で、それでもなお、両者の違いは決定的だとしています。 

 例えば、スイスでは、16歳以上の人口全体の貧困率は7.6%となっていますが、移民の貧困率(8.5%)の方が非移民の貧困率(7%)よりも高くなっています。  

 また、生活保護を受給している割合はスイス全体で3.3%、スイス生まれの人の割合は2.5%、外国出身の人の割合は5.1%となりました。  

 さらに、賃金に関しては、各平均年収の中央値を比較すると、移民出身人口は、46,600フラン(約520万円)であるのに対し、スイス人は53,500フラン(約600万円)と、その違いがより明確となっています。  

 移民が多い国であるスイス。今後、スイス人との収入差の改善や、就職する機会の平等性に向けた対策を期待したいですね。

 

 


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