業界に新風を吹込む、ネット花屋

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 スイスでは高山植物はもちろん、公園や庭園、果樹園など春になると一斉に花が咲き誇ります。また、市場や街にも花屋さんが多く、個人で楽しんだり、プレゼントにしたりと日常生活になくてはならない存在です。

 ところが、みなさんもご存じの通り、物価が高いと言われるスイス。花も例外ではありません。チューリッヒ(Zürich)出身のサーシャ・ベンツ(Sascha Benz)氏もそう感じ、トーマス・トゲルセン(Thomas Thogersen)氏とスタートアップでインターネットの花屋さん「トム・フラワーズ(Tom Flowers)」を、今年新たに始めました。

 同社では店舗を持たず、生産者またはオランダの花市場から花を直接仕入れるため、新鮮で長持ちし、コストを削減できると言います。例えば、通常の花屋さんで購入した20本の白いバラを購入し宅配した場合、高くて160フラン(約17,900円)程しますが、同社の場合は20本で60フラン(約6,700円)と、とてもリーズナブル。

 また、誕生日やお祝いなどで花束をプレゼントしたい場合には、発送前にどのような花束なのか写真に撮って、購入者に送ってくれるそうです。購入できる花の種類は限られていますが、スイス国内に配達可能で、送料は5フラン(約560円)です。

 同社の登場についてスイス花屋協会(Schweizerischer Floristenverband)のウルス・マイヤー(Urs Meier)氏は、「安く販売している花屋はどこにでもあるが、我々は職人としての技術を売っているので、脅威ではない。しかし今の時代、花を売っているだけの店はやっていけないだろう」とコメントしています。

 どの業界でもそうですが、通常よりも低い価格帯で花を仕入れることができると嬉しいですね。特にお店やレストラン、ホテルなどの業界では需要の高いため、これを機に需要がさらに拡大するかもしれませんね。

 


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