値上げしてもまだ安い、大学の授業料

 

leh_bibliothek_00009 スイスには多くの名門大学が存在しますが、中でも科学技術と自然科学を対象とした、スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH Zürich)は、アインシュタインが学んだ学校としても知られ、2016年には世界ランキングで10位内に入るなど、高い評価を受けています。

 同大学は国立大学のため、授業料も安く、低コストで質の高い教育が受けられる点も魅力の一つです。ところが、今年の初め、同大学のチューリッヒ校とローザンヌ(ETH Lausanne)校を対象に年間500フラン(約55,900円)の授業料値上げの計画を発表したところ、「学費を稼ぐために学生が働かなければならず、学業に専念できない」と、同大学の学生によって組織される協会(VSETH)が反対していました。

 その後、大学側で検討を重ねた結果、値上げは年間300フラン(約33,600円)にとどめると、今月大学の学術団体サイト(AVETH)で発表されました。値上げの実施は2019年の秋から段階的に進められ、2020年には300フラン値上げした金額1,460フラン(約163,300円)が、値上げ後の年間授業料になります。

 とはいえ、同大学の授業料は、スイス国内の他大学と比べ、まだまだ安いようです。例えば、ザンクトガレン大学2,852フラン(約319,000円)、バーゼル大学1,700フラン(約190,000円)、チューリッヒ大学1,548フラン(約173,000円)等と比較すると安いということが分かります。

 このように大学でも州によって授業料が大きく異なりますが、日本よりも比較的安い上に、学生を支援してくれる協会があるというのもスイスの大学の魅力ですね。

 


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