新米パパにも20日の育児休暇を!

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 初めて赤ちゃんを迎えた夫婦にとって、子育ては未知の世界。特に新生児期は、授乳、おむつ替え、抱っこで一日の大半が過ぎていくことでしょう。

 さらに毎日の料理、洗濯、掃除などの家事もあり、とても母親一人でこなしきれるものではありません。そのときに一番必要になってくるのが、「夫の手助け」です。

 ヨーロッパの大多数の国では、男性の育児休業が認められています。その先駆けとなったのはスウェーデンで、1974年に始まった両性の育児休暇制度は世界初だとか。子どもが8歳になるまでの間、父親も最大で3か月の育児休暇が取れるのだそう。

 スイスでは現在、国が認めた父親育児休暇は「0日」。ジュネーブ(Genève)、ローザンヌ(Lausanne)などの一部の都市やいくつかの企業で、20日 程度の育児休暇が認められていただけでした。

 スイス公共放送SRFの報道によると、先週、スイス東部の都市ザンクトガレン(St. Gallen)で行われた市議会で、市の男性職員の育児休暇期間20日への延長が決議されました。なお、スイス東部の都市において、育児休暇期間の延長が適用されたのは、これが初めてとのこと。

 これまで勤続3年以内の男性職員には5日、3年以上には10日の有給育児休暇が与えられていましたが、今回の決定によって、これまでの倍の休暇期間を取得できることになります。

 ところで、この「20日」という数字は、昨年7月にスイス国民から出されたイニシアチブ「いまこそ父親休暇を!(Vaterschaftsurlaub jetzt!)」で出された日数と同じもの。残念ながら政府から否決されてしまいましたが、先月末には発議に必要な10万人以上の署名を再び集めたようです。

 ザンクトガレンの市議会では、「子どもに優しい都市として、家庭と仕事の両立をサポートしていきたい」との理念を掲げ、今回議決したそう。今後もこのような制度が整備され、父親の育児参加を後押しするきっかけになるといいですね。

 

 


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