浸透するか、エスカレーター片側空け

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 日本の都市部で定着しているエスカレーターの「片側空け」。地域で左右差はありますが、急いで歩く人のために片側を空ける利用法です。 最近では安全のために「エスカレーターでは歩かないで下さい」といった呼びかけを耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。

 昨年、日本エレベーター協会や全国の鉄道事業者、商業施設などが共同で行ったキャンペーンでは、エスカレーターの安全な利用のために「みんなで手すりにつかまろう」と呼び掛けました。日本ではエスカレーターの「片側空け」は、追突や転倒などの事故が頻繁に発生する可能性が高いと、これまでの習慣を見直す動きが出ています。

 一方、スイスのベルン中央駅(Bern Hauptbahnhof)では、スイス連邦鉄道(SBB)が今月18日からエスカレーターの右手の手すりには赤で「立つ(stehen)」、左は緑で「歩く(gehen)」と書かれたテープを貼り、「片側空け」を推奨し始めました。

 「片側空け」の利用者は、「急いでいる時に規則を守らない人がいるといらいらする」や、「忘れている人に思い出してもらいにはよい」という意見に対し、「全てを規則付けする必要はない。大切なのは相手を思いやったりコミュニケーションを取ることだ」など、無料新聞「20min」のインタビューでは意見が大きく分かれています。

 スイス連邦鉄道では「実は、数年前からエスカレーターの手すりにテープを貼り、利用者に規則を思い出してもらえるようにしている」とか。また、「片側空け」は、エスカレーターを効果的に使用してもらうための処置であることも加えています。

 実際にはエスカレーターや利用時間や距離、そしてその時の体調や急いでいるのかによっても大きく異なります。全てを統一するのはなかなか難しいかもしれませんね。

 


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