返して!チップの85万円

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 日本人にはなかなか慣れない、チップ事情。目安は5~10%と言われていますが、きりのよい数にして渡すのが一般的。通常、支払いにクレジットカードや銀行のキャッシュカードなどを利用する場合は、専用端末機にてチップの金額を自分で決めて一緒に打ち込みます。

 実はこの専用端末機で今年の2月に悲劇が起こりました。日刊紙ブリック(BLICK)の報道によると、チューリッヒ(Zürich)州ディーティコン(Dietikon)にあるカフェで、フランスのミュルーズ(Mulhouse)に住むオレシャ・シェミヤコワ(Olesja Schemjakowa)さんは、息子さんとケーキとコーヒーを楽しみました。支払いの際には、クレジットカードを利用しましたが、チップを打ち込む代わりに暗証番号の7686を誤って打ち込んでしまいました。

 その結果、クレジットカードの請求金額は、ケーキとコーヒーの代金23.70フラン(約2,600円)に加え、チップの7,686フラン(約84万9,000円)を合わせた、合計7,709.70フラン(約85万2,000円)に。

 シェミヤコワさんは、クレジットカードの請求書が来て初めて間違えたことに気付いたと言います。すぐクレジットカードの会社や警察に問い合わせたものの、解決策は得られず。仕方なく直接カフェに問い合わせたところ、お店側は3月末までに返金すると約束してくれひと段落。

 ところが、返金期日が迫ってくると、そのお店の関係者と連絡が取れなくなり、さらに同店は破産手続を行い、3月初旬には閉店。未だにお金は返ってきていません。

 現在失業中だというシェミヤコワさんは、「これだけのお金があれば、フランスで何か月も生活ができる。お金を取られたままで、私は何もできないなんて理解できない」と、為す術がなく嘆いています。

 確認しなかった方も悪いのかも知れませんが、常識的に考えても高額過ぎるチップ。その場で確認してもらいたかったですね。みなさんもカード端末機にて支払う際には、入力金額を必ず確認するようにしましょう。

 


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