知ってる?感染者増加中の「野兎病」

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 海外から訪れた人が感染源となって沖縄を中心に感染が広がっている「はしか(麻疹)」。昨年はイタリアで大流行し、今年も欧州疾病対策センター(ECDC)の今月13日付の発表によると、ルーマニア1,709人、ギリシャ1,463人、フランス1,346人、イタリア411人の発症が発表され、死亡者も13人出ています。

 スイスでのはしかの感染者は報告されていませんが、スイス公共放送(SRF)によると、現在注意が必要なのが野兎病(Hasenpest/Tularämie)だと報じています。動物由来の感染症で、年間の患者数13人だった2008年以降、2013年には28人、そして昨年度2017年には130人と急激に増加しています。

 昨年、ジョギング中の女性が突然鳥に襲われ、野兎病に感染してしまう事例がありましたが、その名の通り、菌に感染した野兎やリス、ニワトリ、ネコなどとの接触、マダニ、汚染された水や土壌などを介して感染します。なお、通常ヒトからヒトへの感染はないとのこと。

 潜伏期間は約5日間、その後発熱や関節痛、患部のはれや潰瘍等の症状が出現。そのまま放置すると、15%程度の割合で重篤な症状に陥るので、診断が確定次第、抗菌薬が有効だと言います。

 また、多くの感染症の初期症状に共通しているのが、『発熱』。感染症を見逃さないためにも、現在どのような病気が流行しているのか把握しておくことも大切です。日本ではゴールデンウイークも目前、正しい情報収集をして思いっきりお休みを満喫したいですね。

 野兎病については日本の国立感染症研究所のこちらのホームページも参考にして下さい。

 


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