消えつつある?日曜日の静寂

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 スイスだけではなく、ヨーロッパのいくつかの国では宗教上の理由や長時間労働の防止、小さな小売店の保護などの観点から、法律で日曜日や祝日のお店の営業が制限されているのをご存知ですか。

 スイスの日曜日は、町中のお店が一部例外を除いて完全にお休みなので、とても静かです。買い物の代わりにウィンドウショッピング、お散歩、友人や家族との時間を楽しみます。

 しかし、この法律にも観光客向けのお店や空港、主要駅内にあるショップ等であれば日曜や祝日でも開店できるという例外があり、最近、その休日営業する店が増えていると、無料新聞(20minten)が報じています。

 現在、スイス連邦鉄道(SBB)駅内にある休日営業を行う店舗の数は約500店舗、休日営業を許可する駅の数も10年前の29駅と比べ、現在では38駅に増えている模様。この増加の背景には、主要駅だけでなく、少し小さな駅でも営業を開始したためだとか。

 こうした動きに対し、地域の活性化やビジネスチャンスと考える州や企業が多いことから、昨年末にチューリッヒ(Zürich)州では営業制限地域の指定に関する基準の規制緩和を実施。これは販売店舗面積が200㎡以下でも、トラムやバスの停留所が近くで、人の往来が激しい場所であれば、日曜の営業を許可するといったもので、市内だけでも新たに18の停留所が制限緩和の対象となっています。

 また、ザンクトガレン(St. Gallen)州ラッパーズヴィール・ヨーナ(Rapperswil-Jona)では、大手スーパーのコープ(Coop)が役所の許可を得て、駅に休日も営業する店舗の開店を計画中。しかし、スイス労働組合ウニア(Unia)の反対があり、現在も交渉が続いているようです。

 度々話題となるテーマですが、休日にお店が開いているのは便利なものの、他の国では味わうことのできない静かな日曜日を家族と過ごすのも貴重ではないでしょうか。


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