スイス初の「DIYレストラン」とは?

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 食材費や人件費の高騰、人員不足などの理由で、しかたなく店舗を閉鎖したり、メニューの値上げに踏み切ったりと、スイスの外食産業は苦戦を強いられています。そこで登場したのが、人件費がほとんどかからない「DIYレストラン」。

 地元紙ベルンオスト(BERN OST)によると、今月9日、ベルン(Bern)州にある小さな村、シュロスヴィル(Schlosswil)にオープンした「Der graue Wolf – Gwattli」は、注文から精算まで全てセルフサービスのレストランです。

 まず、訪れた人は、冷蔵庫から自分の好きな調理済みのメニューを選び、電子レンジで温めて各自のテーブルに運びます。一食約15フラン(約1,660円)〜、食事を終えたら、片付けと精算を済ませれば終わり。料理は、すべてパック詰めされている訳ではなく、パック詰めされているものであれば、家に持ち帰ることも可能。

 全てが出来合いのものと聞くと、ちょっと抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、ここで用意されているのは、栄養を考えて作られた体に優しい料理ばかり。このアイデアを思いついたのは、アンドレアス・ファンクハウザー氏(Andreas Fankhauser)さん。食事療法を専門とする調理師の彼は、公式サイト(morethanfood.ch)でケイタリングを行いながら、食生活についてのアドバイスや教室等も開催しています。

 同氏の料理は、フィットネスクラブや企業など多い時には一日に200食もオーダーがあるようで、人気が高まってきています。なお、ランチタイムには20フラン(約2,200円)で、ビュッフェ形式の温かい出来立ての料理を楽しむこともできるとのこと。

 同氏は『将来的には、入店するために必要なセキュリティーカード等を設け、アルコールの販売を行う等、完全に無人のレストランを目指している』と話しています。

 一人暮らしの人や料理が苦手な人、料理する時間のない人にとって、近くにあると便利ではないでしょうか。今後、このような形態のレストランがどんどん登場してくるかもしれませんね。

 


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