高齢パパの増加とそのメリットとは?

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 スイス連邦統計局(OFS)は、スイスにおける2016年の出生数を先日公式サイト上で発表しました。 同局によると、2016年は国内全体で87,883人の新生児が誕生したとのことです。

 近年スイスで見られる傾向として、男性も女性も子供を持つ年齢が高齢化しています。

 例えば、1996年は女性の初産の平均年齢は29.5歳でしたが、2016年は31.8歳。 男性にも同様に高齢化の傾向が見られ、子供が産まれた時の年齢が50歳以上であった男性は、1996年に625人であったのに対し、2016年は1,855人と約3倍も増加しています。さらに、なんと70歳以上で子供を持った男性も22人いました。

 スイス生殖医療協会(la société suisse de la médicine reproductive)の会長、フェリックス・へベルリン(Felix Häberlin)氏は「家族計画を立てる夫婦はどんどん高齢化している。女性は昔より学生期間が長く、より長期間社会で働いている。そのため、子供が欲しいという願望が出てくるのも遅くなる。結果、父親の年齢も同時に上がっている。」と説明しています。

 一方、社会学者のフランソワ・ホップフリンジャー(François Höpflinger)氏によると、子供を持つ男性の高齢化の原因は、離婚経験のある男性が再婚して、再婚相手との間に子供をもうけるケースがあるためだと言います。

 同氏によれば、高齢で父親になることは、経済的に比較的安定しており、定年退職後は、子供と遊ぶ時間が充分とれるなどのメリットがあるとのこと。父親に充分な活力があれば、子供にとって父親の年齢は関係ないのだとか。

 大学進学率の増加、女性の社会進出、離婚・再婚率の増加など、様々な要素が子供を持つ年齢の高齢化に繋がっているようです。

 


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