スイスの自殺率低下

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 フランス人社会学者であるクリスチャン・ボドロ(Christian Baudelot)氏とロジャー・エスタブレ(Roger Establet)氏によって 「自殺、私達の世界の裏側(Suicide.L’envers de notre monde)」という書物が先日出版社のSeuilより出版されました。

 同書によれば、経済協力開発機構(OECD)の国々を見ると、加盟国全体において過去30年間で自殺率は3分の1減少したとのことです。

 スイスに関しても同様に自殺率の低下が見られ、近年は1950年以来過去最低値を記録、割合は10万人に対し自殺者が13人となっています。なお、スイスの自殺率はヨーロッパの他国と比べると平均値となっています。

 スイスの自殺率は、1980年から少しずつ減少していましたが、その大きな理由の1つに治療薬の発展が挙げられます。

 自殺の原因に成り得るうつ病、躁うつ病、総合失調症などの病気は薬の進化、発展により改善出来るケースが増えているのだとか。

 また、現在のスイスでは自殺について話すことは昔ほどタブー視されなくなり、精神科により気軽に通えるようになったことも大きく関係していると言います。

 一人で抱え込んでしまう前に、まずは医師や家族が気軽な気持ちで相談できる環境を作っていきたいですね。

Suicide.L’envers de notre monde
出版社 Seuil


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