難民申請者、減少の理由とは?

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 23日に世界情勢の改善に向けて話し合う世界経済フォーラム(WEF)、「ダボス会議」がスイスで始まり、難民の疑似体験のできる「Refugee Run」が登場し話題を集めています。

 スイスでは昨年18,088人の難民の申請があり、この数は前の年から比べると1,991人、約34%の減少となりました。連邦移民局(SEM)によると、最も多かったのは3,375人のエリトリアからで、続いて1,951人シリア、1,217人アフガニスタン、852人トルコ、843人ソマリア、840人スリランカでした。

 ヨーロッパ全体を見ても、難民申請者は2016年に比べると45%減り約72万人となったものの、その数はベルリンの壁が崩壊した1989年以来のデータでは3番目に高いと言います。

 なぜ数が減ったのか、同局は2つの理由を挙げています。一つは、2016年はイタリアやギリシャにたどり着いた難民をEU内で分担するリロケーションによりアフガニスタンやシリア、イラクからの難民が増加しましたが、2017年にはこれらの国からの難民が減ったと見られています。

 もう一つは、EUが行ったアフリカ諸国への開発支援や、警備の強化で2017年7月の以降、サハラ以南のアフリカから地中海ルートを経由する難民が減ったためだと分析しています。

 難民の数は減りましたが、スイスの国民1,000人当たりの換算では2.2人(昨年は3.4)となり、ヨーロッパ平均の1.4人に比べると高いことがわかります。ヨーロッパで最も高かったのはギリシャの5.5人、マルタ4.6人、リヒテンシュタイン4.1人ルクセンブルク4.0と人口の少ない国で高い数値となっています。

 今回の会議で難民問題についても多く語り合い、国が協力しあって改善できるような対策を見つけてもらえるよう期待します。


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