なぜ?トランプ氏訪問に沸くスイス

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 グラウビュウンデン(Graubünden)州ダボス(Davos)で、今年も世界経済フォーラム(WEF)の年次総会「ダボス会議」が、1月23日~26日まで開催されます。

 今回の会議には、トランプ大統領のダボス会議出席する予定とあって、スイスではまさに今、同大統領の歓迎ムードが広がっているようです。特に地元ダボスでは大喜び、土産物店の主人は楽器のアルプホルン、飲食店の経営者はラクレットのチーズの入りハンバーガーと、同大統領へのプレゼントについても、国内のメディアを通じて報じられています。

 また、ダボスの5つ星ホテル、シュタイゲンベルガー・グランドホテル・ベルヴェデーレ(Steigenberger Grandhotel Belvédère)の元支配人エルンスト・ヴィルシュ(Ernst Wyrsch)氏も、「グラウビュウンデンやスイスとって、すばらしいこと」と、同大統領の訪問が観光客の集客にも繋がると喜んでいます。

 また、キリスト教民主党(CVP)のエリザベート・シュナイダー・シュナイター(Elisabeth Schneider-Schneiter)さんは、重要なテーマについて話すことのできる「一度きりのチャンス」と期待し、社会民主党(SP)のティム・グルディマン(Tim Guldimann)氏も「彼の訪問はスイスにとってプラス。世界中から注目されることになる。」と述べ、政治家たちからも期待が高まっている様子。

 なぜ、そんなに多くのスイス人が同大統領の訪問を喜ぶのか?

 ベルン応用科学大学(Bern Fachhochschule)の経済社会学者のトーマス・ギース(Thomas Gees)氏は「スイス人は、自身の国が小国であるとコンプレックスを持っている。アメリカのような大国の大統領が正式訪問をすることが、とても嬉しいと感じるのだろう」と分析しています。

 2000年には同じくダボスにビル・クリントン(Bill Clinton)氏が来ているものの、正式に国を訪問したのは1985年のロナルド・レーガン(Ronald Reagan)氏までさかのぼるとか。

 ほんの短い時間の滞在となりそうですが、国を挙げての歓迎、スイス国民のおもてなしの心が大統領に通じるといいですね。

 

 


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