どうなる?2018年の景気と給与

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 2018年が始まりましたが、今年の景気はどうなるのでしょうか? 経済省経済事務局(Seco) は、昨年末、これまで2%としていた2018年の実質GDP成長率を 2.3%に上方修正しました。これは世界的な好景気と、フラン高で低迷していた輸出や観光が回復するためだと予測されています。

 このようにスイスの景気も徐々に回復の傾向が見られるようですが、気になるのは賃金。スイス労働組合・トラバーユスイス(Arbeitnehmer-Verband Travail Suisse)によると、今年の賃金の上昇は0.5%~1%で、保険料や物価の上昇を考慮に入れると、まだ見通しは弱いそうです。

 例えば、ゾロトゥルン(Solothurn)州在住で、独身者の月給が6,000フラン(約69万円)の場合、額面給与が0.7%増えたとしても税金などで引かれ、実質的には0.14%増にしかならないと、同組合は試算しています。企業の利益が反映されるのには、まだ時間がかかるのかもしれません。

 一方で、スイス労働総同盟(SGB)のダニエル・ランパルト(Daniel Lampart)氏は「2007年の金融危機の前に見られた、企業の経営幹部への億単位の給与は、あってはならない。企業の利益は、社員へ還元されるべきだ。」と、今年も賃金アップを要求していくと話しています。

 景気回復とは、なんとも嬉しいニュース。将来的に経営陣だけでなく、社員へも還元できるようになると良いですね。

 


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