夫のメール盗み読みで、有罪判決

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 みなさんは、パートナーが他の人との間でやり取りされるメールの内容が気になったことはありますか。

 実は、アールガウ(Aargau)州に住むある女性は、夫のメールを同意なく見たとして、同州の裁判所で罰金を科す有罪判決を受けました。

 当時、こ彼女の夫と二人で1台のパソコンを共有していました。そのパソコンからそれぞれがアクセスできるメールアドレスを持っていたのにもかかわらず、彼がもう一つメールアドレスを持っていたことを不審に思い、そのメールの受信ボックスをチェックしてしまったのが事の始まりでした。

 地元紙「アールガウアー・ツァイトゥング(Aargauer Zeitung)」によると、この男性が所有していた別のメールアドレスのパスワードは、二人がパソコンにアクセスできるパスワードと同じだったため、簡単にログインできてしまったとのこと。また、メールボックス内から男性が複数の女性と関係を持っていたことが、これにより明らかになってしまいました。

 彼女は夫に対し、他の女性たちとの関係について突き詰めようと試みましたが、夫はすぐに家を出てしまい、プライバシー侵害で彼女を起訴しました。その後、法廷で起訴された彼女は「彼とのやり取りは途絶え、彼への信頼も全くなくなってしまった」と伝えています。

 検察は女性に対して「権限がないにもかかわらず、何度も意図的にコンピューターシステムに侵入し、写真や添付データをダウンロードした。」として、9,900フラン(約113万円)の罰金刑と警察等の費用と合わせた賠償金4,300フラン(約49万円)を請求しました。

 しかし、弁護側からは「女性はハッカーではないのと、男性のパスワードの管理も甘かった」と指摘されたことにより、罰金1,500フラン(約17万円)、賠償金300フラン(約3万円)に減額されました。

 今回の騒動で、いくら夫婦や恋人同士であっても、相手の承諾がなければ、プライバシーは保護されることがわかりましたが、彼女が払った代償は大きかったのではないでしょうか。メールをチェックする前に、お互いにもう少し話し合いが必要だったのかもしれません。

 

 


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