スイスの公的扶助受給率、増加傾向

 

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 連邦統計局(BFS)が先日発表した「2016年版スイスの公的扶助受給者(Sozialhilfebeziehende in der Schweiz 2016)」によると、昨年スイスで公的扶助を受給した人数は約27万人、スイス人口全体の約3.3パーセントが扶助を受けており、受給率は増加傾向にあることが明らかになりました。  

 スイスでは、難民とシェルターに関する補助は国の管轄、また経済的援助は州、市町村の管轄となっています。しかし、州、市町村による経済的援助を受給した人は前年比7647人増加し、昨年より0.1パーセント上昇しました。同局は「2008年より続いている受給者の増加が2016年も同様に見られた」と説明しています。  

 受給者の中で特に目立つのが子供(0歳から17歳)と外国人の割合です。子供は3人のうち1人が補助を受けている計算になり、さらにそれは難民、シェルター、経済的援助とすべての分野で見られます。また、外国籍の受給者の割合も6.3パーセントと、平均より高い割合であることが分かりました。  

 また、受給者の数だけが公的扶助を必要としている人数の全体を表しているとは限りません。人道支援団体 カリタス・スイス(Caritas Suisse)は、「援助を必要とする人全員が必ずしも、扶助を要請しているわけではない」と、実状を述べています。  

 行政には、実状も踏まえ、経済的援助を必要としている人が申請しやすい環境作りをぜひとも整えてもらいたいですね。

 


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