言語の切り替えスイッチ 

20171218_Naoko_Gengo no Kirikae Switch_001_cut 母国語ではない言葉をつむぎだす時、人は一体どのようにして頭の中で切り替えているのでしょうか。

 5か国語を流暢に話す筆者の友人Sさんによると、話す相手によって、その「切り替えスイッチ」が自然と働き、何の違和感もないまま言葉が出てくるのだとか。

 スイスではこのように多言語を切り替えて話すことができる人が多くいるわけですが、その「言語の切り替えスイッチ」について、スタッフの体験談や事例を交えながらご説明します。

言語の切り替えスイッチを体感する
 2つの異なる言語を家庭で同時に身につけたい場合、徹底して「ママ=日本語」、「パパ=ドイツ語」と分けることによって、子どもの中で「この人とは、この言語」というように、言語を切り替えるスイッチを体感しながら覚えるようになるでしょう。

 住む場所やその時の環境により、言語の比率のバランスの差は出るものの幼児期から学ぶことが、大きなポイントとなります。

ペースはゆっくり、でも確実に
 ひとつの言語だけを中心に学ぶ子どもよりも、双方の言語に対して「語彙力の少なさ」が気になる場合もあるかもしれません。しかし、多言語を同時進行で学ぶうえで、ある程度の語彙力や表現力の遅れはあたり前のこと。大切なのは、ペースはゆっくりでも確実に言語を切り替えられる脳内モードを鍛えることにあります。

「100パーセント」の切り替えの怖さ
 あるイタリア系の家族は、子どもが幼稚園に入園するまで徹底してイタリア語で生活をしていました。しかし、次男が幼稚園に入園したと同時にドイツ語を学び始めると、あっという間に「イタリア語」から「ドイツ語」へと100パーセント切り替えてしまいました。

 この場合、両親がどちらの言語も完璧に話せたために、大きな片寄りができてしまったようです。また、親がいくつもの言語を中途半端に混ぜて話すことにより、子どもは混乱し、時にさまざまな言語が混ざり合ったおかしな言葉を話すようになります。

 脳内の言語スイッチをスムーズに切り替えることが出来るようになるには、言語の片寄りやちぐはぐさをなくし、一貫して両方の言語の同時習得に努めることが大切です。

 

* 上記の記載内容は、一個人が過去に体験したことをもとにしています。 あくまでもご参考までにご活用ください。


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