アメとムチ、苦しいだけでは学べない

20171218_Naoko_Ame to Muchi_002- スイスで生まれ育つわが子に「日本語教育」を望まれている母親は多いことでしょう。子どもが年齢をかさねるにつれ、日本語グループでの慣らし保育や、補習校などの選択肢もみえてきます。

 しかし、一番多くの時間を過ごす家庭での日本語学習は、日本語力を伸ばす上での大きな要。とはいえ、どうしたら子どもが日本語を楽しみながら勉強してくれるのかと悩む母親も少なくありません。

 スタッフの体験談や事例を交えながら、子どもの日本語の学習意欲を高めるための「アメとムチ」について、簡単にご説明いたします。

日本の「好き」を見つける

 自然と日本語に触れ合い、語彙力を伸ばしていく幼児期。そして「聞く、話す」の次のステップとして学びたいのが、「読み書き」です。上手に移るきっかけとして、日本の好きなアニメのキャラクターを見つけたり、子どもの性格にあわせて興味があることに焦点をあわせると、入りやすいでしょう。

ご褒美制を活用する

 また当然のことながら、日本語を勉強することに、抵抗のあるお子さんもいらっしゃいます。小学校へと入学すると学校の宿題もありますから、ますます日本語から遠ざかってしまうことも。

 そこで、普段はNGとされているお菓子やテレビ鑑賞などを、ご褒美として提案されてみてはいかがでしょうか。もしかしたら、子どもの目が輝き、進んで机に向かう意欲につながるかもしれません。

子どもの「どうして?」と向き合う

 それでも時には子どもから、「なぜ、日本語を勉強しなくてはならないのか?」という疑問を投げかけられることがあります。その時は、まっすぐに親の気持ちと本気度を伝えましょう。

 なぜなら、親の気持ちが揺らいだとき、子どももそれを敏感に感じ取るので、子どもの「どうして?」としっかりと向き合い、話し合いをすることが大切です。

 日本語の読み書きを習得することは、決して簡単なことではありません。それは平仮名の正しい書き順であったり、膨大な量の漢字を覚えたりと、習得する内容も様々です。

  「日本語=苦しい」の気持ちが子どもに生まれてしまうと、楽しみを見いだせず、あきらめてしまうことも。いかにアメとムチを上手に使い分けるか、お母さんの手腕にかかっています。

 

* 上記の記載内容は、一個人が過去に体験したことをもとにしています。


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