テスラ自動運転中の事故、責任は?

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 2016年5月にアメリカのフロリダ(Florida)州で、自動運転モードで走行するテスラ(TESLA)車が初の衝突死亡事故を起こした件は、みなさんの記憶にも新しいと思います。

 同件について今年9月米運輸安全員会(NTSB)は、事故が起こったのは自動運転機能が原因の一つだと指摘しましたが、運転手の自動運転への過度な信頼も要因だと結論付けました。

 実はこの事故が起こる前の2016年3月、ベルン(Bern)州ケルネンリート(Kernenried)の高速道路A1でも、同様の事故が起こっています。事故を起こしたのはテスラ社の自動運転モードの車、追い越し車線で作業をしていた工事車両にブレーキがかかっていない状態で追突しました。

 運転手の男性は事故発生の直前に携帯電話を見ていたとして、交通規制に違反したと罰金を請求されました。しかし、この男性は「事故の2分前には携帯は見ていなかった。」と、この処分に対し異議を申立て、先月、裁判が行われました。

 さらにテスラ社も「前を走る車が1,2秒早く車線変更を行っていれば、事故は回避できた。」と主張したものの、裁判所は「自動運転中でも他の車と同様、絶えず運転をコントロールできる状態でいなければならない。」として、罰金8,700フラン(約100万円)の判決を下しました。

 当時、車は時速88~109kmのスピードが出ていたと言いますが、奇跡的に怪我人は出ませんでした。今後ますます発達すると思われる自動運転。スイス国内では何件かの自動運転の事故がすでに起こっていますが、運転手には責任があるということを忘れず、安全運転を心掛けたいですね。

 


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