ザンクト・ガレン州、ブルカ禁止へ

20171204_midori_news_060

 イスラーム圏で使用される女性用のヴェール「ブルカ(Burqa)」は目の部分も網状になっており、完全に顔を隠すタイプのものです。近年、この顔を隠すブルカを禁止する法律がヨーロッパ各国で施行されていますが、スイスではティチーノ(Ticino)州に続き、新たにブルカ禁止を施行する州が出てきました。

 先週火曜日、スイス北東部に位置するドイツ語圏ザンクト・ガレン(Sankt Gallen)州は、同州議会にて「公衆の場で顔を隠すことを禁止する案」が出され、賛成57、反対55で承認されました。

 同規則は、「公衆の場で顔を隠している者は、セキュリティ上、危険だと判断された場合、また社会的、宗教的脅威と見なされた場合、誰でも処罰の対象になる」というもの。ここで言う「脅威」とは、ケースごとに判断される必要があるとのことです。  

 スイスでは、現在のところ、昨年7月イタリア語圏のティチーノ(Ticino)州が同様の禁止令を施行し波紋を呼びました。公共の場で顔を隠している者に対して少なくとも100フラン(約11,300円)の罰金が科せられます。  

 一方で、今年4月、連邦議会はブルカを禁止することに対し、反対の立場を表明しました。「このような禁止は公共に利益をもたらさず、またスイスでブルカを身に付けた女性は、ほぼ観光客であるため」と理由を述べています。  

 異なる宗教、文化が混在する中で、誰にとっても暮らしやすい社会を目指していきたいものですね。

 

 


コメントを投稿する