鶏からウイルスが検出、ティチーノ州

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 先週の月曜にティチーノ(Ticino)州パッツァロ(Pazallo)の養鶏場で、ニューカッスル病(Newcastle-Krankheit)の感染が確認されたと、同州が発表しました。

 スイス連邦食品安全獣医局(BLV)によると、ニワトリやアヒル等多くの家禽や野性鳥類にも感染するウイルス性の急性感染病。主に養鶏場や流通業者、そして消費者にも影響が及ぶ可能性もあることから、法定伝染病にも指定されています。1927年にイギリスのニューカッスルで発見され、この疾病名がつけられたとされ、スイスでは2011年以来、6年ぶりの発生となります。

 感染が確認される前の週には、産卵量が通常よりも20%の減少し、卵黄色が白いものや形が欠けているものを発見。気になった同養鶏場の経営者が獣医師に相談し、チューリッヒ大学(Universität Zürich)の研究所で検査を行ったところ、感染が発覚したと言います。

 養鶏場では、感染鶏の殺処分や消毒などの防疫作業が実施され、獣医師の指導のもとで、計6,000羽が殺処分されました。

 防疫作業の実施後、なお、感染が確認されてから、養鶏場の経営者やその家族、従業員は養鶏場を出ることは許可されていません。また、感染の拡大を防ぐために、現在、同養鶏場から3キロ以内の地域への立ち入り制限され、さらには半径10キロ圏内でも警察や民間防衛の管理下で「監視区域」と設定されています。この防疫処置は少なくとも12月中旬まで続けられます。

 気になるヒトへの感染ですが、同州の研究所は感染、消費者が仮に汚染した鳥を直接触っても結膜炎になる程度(1~2週間で治癒)とし、心配する必要はないと記者発表で説明しています。

 心配はないものの、鶏への感染症は拡大すると同地域における家禽にも大きな影響が出るため、感染が広がらないことを願います。

 


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