LED照明で美しく生まれ変わった街

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 東京都では、「家庭におけるLED省エネムーブメント促進事業」として、今年7月から参加協力している家電店へ白熱電球2個以上を持ち込むと、無償でLED電球1個と交換してもらえるキャンペーンを行っています。高価なLEDを無償交換とは嬉しいですね。

 様々な場所で白熱電球からLED照明への世代交代が見られますが、ルツェルン(Luzern)市ではLED照明を使い街全体の照明を美しく変える「プラン・ルミエール(Plan Lumière)」が2008年に決定され現在進行中。2018年の秋までに25ヵ所の名所に加え、建物、広場、小道などを780万フラン(約8億8,500万円)をかけてこれまでとは違うライトアップで街を演出する計画です。

 同プロジェクトは、「正しい場所で、正しい時間に、エコロジーに、魅力的にライトアップする」というコンセプトで進められました。以前よりも照らされる場所は増えますが、極端に明るいところと暗いところをなくすなど治安面にも配慮することで、消費電力も約45%減らすことができるそうです。

 町全体の灯りを統一するこの取り組み、進められていく中で衝突もありました。昨年の夏には老舗高級ホテル「ホテル・シュヴァイツァーホフ(Hotel Schweizerhof)」でホテルの窓を赤、青、緑、黄色でライトアップしていましたが、市はこの色は相応しくないと、窓の明かりの色を暖かい白色で統一するよう要請。これに反発したホテル側が裁判に持ち込んだものの、まだ決着はついていないとか。

 一方で、フィリップス(Philips)社と国際都市照明協会(LUCI)が共同で主催している、都市照明の国際的な賞「国際シティ・ピープル・ライト賞( International city. people. light Awards 2010)」も獲得し、今後のスイスの都市照明のモデルとなると注目されています。

 そこで同市は今週、同プロジェクトへの敬意を込めて、街の灯りの様子を収めたフォトブックの販売を発表しました。照明を変えることによってどのように街の風景が変わったのか、ビフォーアフターの写真で紹介しています。価格は39フラン(約4,400円)で、エネルギー会社EWLもしくはウェブで申し込みできます。

 写真集では同ホテルの照明は白で統一されていたそうですが、夜の街、灯りを見ながら歩いてみてはいかがでしょうか。

 写真集について詳しくはルツェルン市のこちらのホームページをご覧下さい。(独/英/仏/伊)


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