「スイス」アピールも難しい人材確保

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 スイス・インターナショナルエアラインズ(SWISS)は、昨年から「Made of Switzerland」と題したブランドアイデンティティを掲げ、「スイスらしさ」をアピールするキャンペーンを行い、機内食ではチーズやワイン、チョコレートだけでなく、スイスのミューズリーや伝統料理等でスイスのおもてなしを行っています。

 ところが、人材については「スイスらしさ」はアピールできていないようです。ここ3年間で採用されたパイロットの約60%は、スイス人ではなく、ドイツやオーストリア出身者だと、日刊紙「ターゲス・アンツァイガー(Tages-Aanzeiger)」が伝えています。

 これに対し同航空会社は、「パイロットのような高い能力を必要とされる職業は国籍よりも質を重視している。また、パイロットに応募してくる外国人はインタビューへの準備も完璧で、モチベーションも高い。」と外国人従業員を高評価。

 一方で、スイスのパイロット組合「Aeropers」のトーマス・シュテフェン(Thomas Steffen)氏は、「スイス航空が倒産して以来、スイスにおいてパイロットという職業への名声は落ち込み、人が集まらなくなった。今では、20年前に比べ、彼らは倍のフライトをこなしている。」と人材不足の現状を明かしています。

 日本でもラーメンチェーン店「幸楽苑」の人材不足による52店舗の閉店や、宅配最大手のヤマト運輸でアルバイトの運転手の時給を2,000円に上げる等、人材不足は今や世界的な問題。生き残るには人材確保のための戦略がカギとなりそうですね。

 


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