売れ残ったパンが美味しいビールへ!

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 日本の農林水産省では、日本国民一人一日当たりの食品ロスの量が約お茶碗一杯にもなると試算しています。スイスの主食はパンですが、パン屋さんでも食品ロスは深刻な問題で、スイスのパン屋では約1/3のパンが売れ残ってしまっているというデータもあるそうです。

 そこで食品会社「Damn Good Food & Beverages AG」は売れ残ってしまったパンでビールを作る技術を開発し販売を開始しました。その名もパンのビール「Bread Beer」。代表のドミニク・メイヤーハンズ(Dominic Meyerhans)氏によると、100リットルのビールを作るのに約8kgのパンが再利用できるとか。

 同氏は200年以上続く製粉会社「Meyerhans Mühlen AG」の代表でもあり、売れ残ってしまうパンの再利用は大きな課題だったと言います。

 通常ビールは麦芽が主原料ですが、同ビールの製造工程では麦芽の約1/3の量をスイス全土から集められたパンに置き換え、そこに水、酵母、ホップ、麦芽を加えビールを作ります。

 当初は樽にパン粉が詰まってうまくいかなかったそうですが、パンを使うことによりパン生地が発酵した時の香りやオーブンで焼かれた香ばしさも加わり、特別なアロマのビールに仕上がったと同氏は大満足の様子。

 販売は今年の4月から開始されましたが、すでに300以上のお店で扱われ、大成功を収めています。新たな商品も開発中で、どんな商品が出てくるのか楽しみですが、まずはビールを飲んで食品ロス削減に貢献したいですね。

 商品について詳しくはこちらのホームページをご覧下さい。(独)

 スイスでの食品ロス取り組みについて、スイス情報のこちらのニュースもご覧下さい。


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