噴水を温めて、温泉にしちゃう!?

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 寒くなると恋しくなるのはやっぱり温泉、スイスでもそう考える人がいるようですが、なんと男性5人が、バーゼル(Basel)の街にある噴水を温水浴場にするという活動を行っています。

 様々なプロジェクトを行う男性5人は、今年1月から4月までの間、同州に設置されている4つの噴水の水を温めて、温泉共同浴場として一般の人たちに提供しました。脱衣所で服を脱いでから浴場へ入るという日本の温泉浴とは違って、ここでは水着の貸し出しも行うなどして、通りすがりの人も気軽に水着着用で温泉を楽しめるようにしたと言います。

 さて、噴水を温める方法ですが、何とも原始的。まず、自転車をこいで稼働するポンプで水をくみ上げ、その後ストーブで温められたお湯を噴水へ戻すという仕組みです。ヴェットシュタイン広場(Wettsteinplatz)の近くにある少し大きなヴェットシュタイン噴水(Wettsteinbrunnen)を温めるのには、約8時間も自転車をこがなければいけなかったとか。

 この活動を行っている男性5人のうちの一人、24歳の学生モーリッツ・プラクスマーラー(Moritz Prxmarer)氏は、活動のきっかけを「夏は多くの人で賑わう噴水に冬の時期にも人を呼んで、出会いの場所にしたかった。」と話し、すでに多くの人から喜びの声が寄せられ、今年の冬にも噴水の温泉が登場する予定です。

 前回はバーゼルの他にもビール/ビエンヌ(Biel/Bienne)で開催されたとか。今年の冬、どこの噴水で行われるか、開催場所等に関する質問に対して、同氏は「口コミです。」と詳細を明らかにしていません。しかし「今後はスイス全土へも広げていきたい。」と彼の展望を語っています。

 この冬、もしあなたの街で偶然にも噴水の温泉を見かけたら、ぜひ入ってみてはいかがですか。足湯だけでも、気持ちよさそうですね。

 

 


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