外国人、スイスでどう思われている?

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 みなさんもご存じの通り、スイスで話されている言語は様々、またヨーロッパ各地からの移住者や難民の受け入れなど、人口に占める外国人の割合は、現在25%にのぼります。

 このように多文化、多国籍という言葉をイメージさせるスイスですが、実際のところ多国籍の共存はうまくいっているのでしょうか。

 今月、「スイスで共に生活することについての調査(Erhebung zum Zusammenleben in der Schweiz)」を統計局(BFS)が発表しました。

 本調査は2016年に国内に住む約3,000人を対象にして行われ、外国人の役割や差別等の様々な質問に対し、「1(そう思わない)」から「6(そう思う)」までの段階で評価しています。

 気になる結果は、多くの人が「スイスでは社会での共存は上手くいっている。」と答えている一方で、「人種差別は深刻な問題」とも指摘しています。

 半数以上が外国籍の人を受け入れると寛容さを見せたものの、16%の人が「外国籍の人から脅かされていると感じる」とも答えています。その原因として、特に中東諸国のイスラム教徒に対する不信感が挙げられています。

 また、36%の人が「不快感をおぼえる」や 「自分とは異なる存在である」と違和感も訴えています。異なる点については、12%が異言語、10%が宗教、6%の人が肌の色や国籍を挙げています。

 さらに、差別による被害について 「過去5年間に差別を受けたことがある」という問いに対し、27%の人が差別を受けた経験があると答えています。その理由は、50%以上が「国籍」、25%が「言葉やアクセント」によるものでした。

 全体的にステレオタイプな考えを持ち、外国籍を受け入れない人は、女性よりも男性、若者よりも年配の人の方が多い傾向だったと伝えています。

 スイス人は保守的で、ドイツ語圏やフランス語圏などの異言語地域に住むスイス人同士の交流が少ないと耳にすることもあります。昨今、多くの国籍の人が住む国でも知られているスイス、さらなる国際化のためにも、もう少しオープンな気持ちで接することも大切かもしれませんね。

 

 


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