ジビエ料理は輸入肉?

 

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 秋も深まり、ヨーロッパではジビエ(Gibier)料理が食べられる季節となりました。

 ジビエ料理とは、シカ、イノシシ、野ウサギなどの狩猟肉を食材として扱ったもの。秋の時期だけ、普段は禁止されている鳥獣の狩猟が解禁されます。スイスでもレストランで食べたり、また、スーパーでインスタントのジビエ料理を購入したりすることができます。  

 ジビエ料理を食べることをフランス語で「狩猟を食べる(Manger la chasse)」と表現しますが、今では消費やルールが少しずつ変化し、鳥獣肉だけでなく、人の手によって飼育されたものや、輸入肉も多くなってきているとのことです。 

 スイス国内における昨年の鳥獣肉の消費量は4,781トン、そのうち約69パーセントが輸入肉でした。その理由として、スイスでは飼育、飼料生産するための費用や人件費が高額になるため、輸入に頼るケースが多いのが現状です。

 また、スイスでのジビエ市場がとてもニッチであることも影響しています。「プロヴィアンド(Proviande)」によると、スイスでは1人当たりの豚肉の消費量が1年間で5キロであるのに対し、狩猟肉の消費量は1人当たりわずか100グラムとなっています。  

 消費量が少なくマイナーな市場であるため、輸入肉に頼るのも致し方ないのかもしれませんね。

 

 


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