空港で発覚、お腹に入っていたのは?

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 3年前に49歳の女性がチューリッヒ(Zürich)の某病院で手術を受けた際、医師が金属板を女性の腹部に置き忘れ、空港でそれが発覚するという騒ぎがありました。

 この女性は手術後に腹痛を訴え、病院で何度も検査をしたものの、原因は不明。痛みを我慢しながら3年という月日が経ち、トルコへ向かう前に通る空港内の保安検査場でようやくその原因が明らかになりました。全身のセキュリティチェックの通過後に金属板が探知され、アラームが鳴ったと言います。

 9月末にトリエムリ病院(Stadtspital Triemli)で行われた摘出手術では、体内から金属板が無事に取り除かれました。手術を終えた担当医師のハニ・オウェイラ(Hani Oweira)氏は「痛みの原因となっていた板は、腸の間を通って骨盤から肝臓まで達していた。」と、答えています。

 この金属板はちょうど靴底のような形をしており、直径28cmものの大きさ。腹部などを縫合する際に臓器を守るために使われるようですが、通常であれば医師が必ず取り出さなくてはいけません。

 同氏は今回の医療ミスについて「手術の際、細部まで行き届いた手術器具・機材等の規制や管理が行われているため、このような医療ミスが起きるのが非常に考えがたい。」と、同病院の広報担当、クリスティアン・ブログリ(Christian Brogli)氏も驚きを隠し切れない表情で話します。

 トリエムリ病院(Stadtspital Triemli)を訪れるまでの間、この女性は10人以上もの医師の診察を受けながら、専門家の意見を求めてきました。しかし、どの医師からもストレスなどの精神的な痛み」と診断され、真剣に対処してくれなかったことを指摘するとともに、医師たちの専門的な意見を大きく覆す結果となりました。

 


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