年金いくらもらってる?~スイス編~

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 8月1日から日本の年金制度が変わり、受給のための加入期間が25年から10年に短縮されました。これにより、新たに年金を受け取れる人が約68万人増えると予測されています。一方で現在の年金受給の開始年齢は、60歳から65歳へと段階的に上げられ、今後もさらに引き上げられる可能性があります。

 スイスでは、9月24日に年金制度改革案「老齢年金(Altersvorsorge 2020)」に対する国民投票が行われます。老齢年金は日本だけではなく、スイスも直面している問題。今後高齢化社会で資金をどう確保していくかが大きな課題となっており、近年、スイス国民から大きな関心を集めています。

 無料新聞「20min」では、経済開発協力機構(OECD)と欧州連合(EU)の統計局、ユーロスタット(Eurostat)のデータを基に、ヨーロッパ各国の年金事情をまとめているのでご紹介します。

 まずはスイスから。現在のスイスの受給開始年齢は、男性65歳、女性64歳ですが、実際の受給年齢の平均は、男性66.3歳、女性64.5歳。一人当たりの年金支給額は、年間22,844フラン(約263万円)です。欧州各国と比較するため、それぞれの国の物価を反映した購買力平価で計算すると、14,657フラン(約169万円)になります。なお、これには私的年金は含まれていません。

 また、国内の平均給与の半分に満たない受給額を受け取っている受給者の割合、いわゆる年金受給者の貧困率は、23.4%とヨーロッパの中でもかなり高くなっています。

 5月の話題のニュースでも紹介しましたが、高齢者の収入の格差は大きな問題となっており、今回の国民投票の結果が注目されます。

 明日は、スイスに隣接している「欧州各国の年金」についてご紹介します。

 

 


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