野生のキツネにえさを与えないで!

 

20170809_kayoko_news_473

 ベルン(Bern)州にある標高2,520mの山小屋、トリフトヒュッテ(Trifthütte)に、6年ほど前から、毎年1匹の野生キツネが訪ねてきます。

 このキツネはメスで「フィステ(Fiste)」と呼ばれ、自分の名前も認識しているとか。この山夏のシーズンには2〜3日おきにやってきては、レストランの窓の外にちょこんと座り、お目当てのチーズやお肉などの残り物をもらえるのを待っています。

 その姿があまりにも可愛らしいので、思わず食べ物を与えてしまうのでしょうが、獣医師のミヒャエル・クロップフェンシュタイン(Michael Klopfenstein)氏は、食べ物を与えないよう警告しています。

 キツネは雑食性ですが、肉食性が強く、ネズミや鳥なども襲って食べることもあります。また、餌が少ないと雑食性となって、このように人間の生活圏に侵入し、ゴミや残飯を食べたりすることもあるようです。

 キツネにとって、スパイスや塩分の多い食べ物は、代謝の問題を引き起こすだけでなく、簡単に食糧を手に入れることにより、狩りの意欲を失うことがあります。また、近年、キツネの増殖や感染症など問題となっており、最悪の場合には殺処分を行わなうこともあると、クロップフェンシュタイン氏は話します。

 野生の動物を間近で見られるのはうれしいことですが、キツネのことを思うのなら、やはり食べ物をあげないよう徹底したいですね。

 


コメントを投稿する