ガムの売上げが減っている原因とは?

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 最近、世界的にガムの売り上げが落ちているのを耳にしたことがありますか。パリ(Paris)の新聞「ル・マタン(Le Matin)」によると、2010年から米国でガムの売り上げが落ち始め、2020年にはさらに11%減少する傾向にあると見ています。

 この傾向は米国だけではありません。スイスにあるスーパーアルディ(Aldi)やキオスク(Kiosk)でも売り上げが落ちていると、同紙は報道しています。また、フランスで「トライデント(Trident)」等のガムを販売しているモンデリーズ(Mondelez)のフランス支社のマティアス・ドーヌ(Mathias Dosne)氏も売り上げは減少傾向だと認めています。

 原因のひとつは、スマートフォンの普及と言われています。以前はレジ待ちの際にガムをかごに入れる人が多くいましたが、現在ではスマートフォンを見ながらレジ待ちをするため、商品に注意を向けなくなった人が増えたのが理由だそうです。

 一方、ローマンディ(Romandie)地方を管轄しているスイス消費者保護財団(Die Stiftung für Konsumentenschutz)は、この傾向をポジティブに受け止めています。同財団のキリアン・ボルター(Kilian Borter)氏は、子供がレジでお菓子を買ってほしいと駄々をこね、親がしぶしぶ買うような不必要で強制的な購入がなくなったことは、むしろ喜ばしいことだと話しています。

 ガム業界も、これからは「レジ待ちのついで買い」に期待した戦略ではなく、その商品をわざわざ買いたくなるくらいの美味しさや、機能的な付加価値がついた商品の開発が求められますね。

 


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