ノー電子メディア週間の取り組み

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 ルツェルン州(Luzern)にある某小学校が同校に通う生徒に向け、ノー電子メディア週間の取り組み「フリマーパウゼ(Flimmerpause)」が実施されました。

 フリマーパウゼ(Flimmerpause)のFlimmerは、ドイツ語でパソコンや携帯電話などの電子画面の「ちらつき」や「チカチカする」、そしてPauseは、「休憩する」を意味します。ノー電子メディア週間の実施期間中は、各家庭での自由時間において、携帯電話、電子メール、パソコンやインターネットなどのあらゆる電子メディアに触れる時間を極力なくし、電子メディアの使い方を家族で見つめ直すという、子供も大人もみんな巻き込んでの試みです。

 ただ、この活動は強制参加ではなく、参加しなかったからといって罰則があるわけでもありませんが、学校側からは各家庭の意思で努力するようにと促しています。配布されたパンフレット(写真)にはこのような記述があります。*日本語訳

「親愛なる保護者の皆様」

1週間もの間、自由時間にコンピューターやスクリーンを擁するネット・メディアから離れることを想像できますか?1度、家族で体験してみましょう。そして、時間がゆっくりと静かに流れると気づけば、きっとあなたは驚くでしょう。

 今回の実施に至る背景には、近年のインターネット上でのテレビ視聴やゲームなどの「メディア依存」から意識的にかつ計画的に一定の距離を置く必要があるのと、子供たちのネットやメディア接触の低年齢化、視力低下、睡眠不足、向社会性などの影響に対し、学校側が危惧を感じているというのがあります。

 バーチャルな虚像を手軽に楽しめる便利さと背中合わせに、それに頼り切ることが当たり前になってきている昨今。不便さを強いるわけではないですが、メディア以外の物や人に触れ合い、体験する大切さをみんなでシェアすることは大切ですね。

 年に一度ぐらいはみなさんのご家庭でもこのような期間を設け、チャレンジしてみるのもいいことかもしれません。

<参考URL>
Flimmerpause(独)
http://www.akzent-luzern.ch/praevention/schule
/volksschule/flimmerpause

*上記に記載している情報は、あくまでも例として、ルツェルン州の小学校が2017年6月5日~11日に実施した内容を参考にしています。現在お住まいの地域の学校により、記載内容と異なる場合があります。詳細については、学校に直接お問い合わせください。

 

 


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