日本のコガネムシが迷惑な外来種!?

 

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 今月、兵庫県尼崎市のコンテナから、毒性が極めて高い特定外来生物「ヒアリ (火蟻)」が国内で初めて確認されたのは、ご存知の方も多いかと思います。

 その後、神戸市のコンテナヤードでも約100匹のヒアリが確認されていますが、このヒアリに刺されると、体質によっては呼吸困難などの急性アレルギー反応を引き起こす恐れもあることから、日本では注意を呼び掛けています。

 「外来種」というと、日本人としては日本国外の動植物を意識しがちですが、海外では日本の在来種が外来種として問題になる場合もあるようです。

 今月、ティチーノ (Ticino)州で初めて日本のコガネムシ「マメコガネ(豆黄金)」の生息が確認されました。マメコガネは日本各地に生息し、種類の多いコガネムシ科に属する甲虫。1900年以降アメリカ、カナダ、ポルトガル、イタリアなどでも発見され、「ジャパニーズ・ビートル (Japanese beetle)」と呼ばれています。

 体形は卵型、キラキラとした光沢を放つ綺麗な甲虫で、体の端に見られる白い点が特徴です。幼虫期間には植物の根っこをかじり、成虫になるとマメやブドウなどの様々な植物の花や葉を食べて植物を枯れさせてしまうことから、農業上の重要害虫の一つとされています。

 スイスでは、マメコガネみならずアジア原産の昆虫の到来にずいぶん前から着目していますが、今回の日本の害虫の生息が確認されるのはちょっと驚きですね。 同州でのマメコガネの蔓延による農業への大きな被害がないことを祈るばかりです。

 


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