片親による子供の連れ去りが急増

 

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 スイスでも国際結婚が増え、それに伴い片親が子供を自国へ連れて行ってしまう連れ去りも増えています。昨年子供を連れ去られてしまい、スイスに残った親が子供を連れ戻すために裁判所へ申請したケースが62件ありました。この数は昨年よりも17%多く、件数は過去最高となりました。

 子供を連れ去ってしまう親の多くは母親で、全体の3/4でした。残念ながら、双方の合意が得られるのはたった1/3で、半数以上はまだ解決していません。また、解決できているのは国家間の協力を得られる「ハーグ条約」に国が締結している場合で、締結していない北アフリカや中東に連れ去られてしまった場合は、スイスへ連れ戻すのはほぼ不可能だと日曜新聞の「ツェントラルシュバイツアムゾンターク (Zentralschweiz am Sonntag)」は伝えています。

 同紙によると、チュニジア人の父親が二人の息子を連れ去ってしまい、母親が子供に会うためにチュニジアに入国した場合、逮捕されてしまう可能性もあるため、母親が子供達に4年間も会えていないケースもあるといいます。

 日本ではあまり馴染みがない「ハーグ条約」ですが、知っておくと安心です。スイス情報でも詳しく説明していますので、こちらもご覧下さい。


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