スイスの幼稚園制度 (2)

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 前回に続き、シャフハウゼン州に住むスタッフの体験談や事例を交えながら、「スイスの幼稚園制度」について、簡単にご説明いたします。

スイスの幼稚園制度(1)はこちら

幼稚園の授業
 工作やお絵かき、歌やダンスなど「遊び」を中心とした授業を行う幼稚園や、近隣の森に小屋を所有し、定期的に森へ遊びに出掛け自然体験を重視した授業を行う幼稚園など、各幼稚園によってその授業内容は様々です。

 そしてスイスでは、子どもの誕生日にはクラス全員にケーキを振る舞う習慣があるので、この日はお母さんにとって、とても忙しい1日にもなります。

毎日の外遊び
 週に1度は体操の時間がありますが、幼稚園付属の体育館は存在しないことが多いため、近隣の小中学校の体育施設などを利用します。

 制服や体操着など幼稚園指定の物は一切なく、各々が自由な服装で毎日登園しますが、「どんな気候の日でも、毎日必ず外遊びをすること」が最初に保護者に伝えられ、それに応じた防寒や防水に優れた服装が求められます。

午後保育
 幼稚園は8:40から始まり11:45に終わりますので、自宅でお昼ご飯を食べます。その後、入園1年目の子ども達は週に1回、13:20~13:30に再登園します。

 午後保育の時間(13:30~15:05)は同学年の園児のみとの時間を共有し、2年目に入ると週2回の午後保育へと追加されます。この時間に年長児は、スイスで日常的に話されるスイスドイツ語(Schwyzerdütsch)ではなく、小学校への入学準備として「標準ドイツ語(Hochdeutsch)」の訓練をします。

おやつの時間
 給食はなく、ツニュニ(*Znüni)と呼ばれるおやつの時間(10:00〜10:15)があります。この「おやつ」は生の人参やキュウリ、リンゴやバナナなど健康志向の物に限られ、それぞれが自宅から持参します。輪になって椅子に座り、食べ終えた順から休み時間に入ります。

 

* ツニュニ(*Znüni) スイスドイツ語
*上記の記載内容は、一個人が2017年3月時点に体験したことを元にしています。
あくまでも目安としてご参考までにご活用ください。
* 現在お住まいの州またはお住いの地域によって、言語、授業内容、進め方や考え方などが其々異なります。教育課程についての詳細は、お住まいの州またはお住いの地域の学校に直接お問い合わせください。

 


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