ビクトリノックス、衣料品から撤退

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 スイスのナイフと言えば、ビクトリノックス (Victorinox) 。シュヴィーツ州 (Schwyz) 州イーバッハ (Ibach) で1884年に初代カール・エルズナー氏 (Carl Elsener) により設立されました。社名は、創設者の母親の名前、ビクトリア (Victoria) とステンレスを意味するイノックス (Inox) から由来しています。2007年からは四代目カール・エルズナー氏がその経営を引き継いでいます。

 時計やトラベル&ビジネスグッズ、香水、衣料品等の事業にも積極的に参加し、グローバルな企業へ成長してきました。最近ではコーヒーマシンやカプセルの販売会社ネスプレッソ (Nespresso) との共同事業で、コーヒーカプセルのアルミをリサイクルしたカラフルな色のアーミーナイフも販売しています。

 現在、衣料品はアメリカとヨーロッパで展開されていますが、今年の春夏のコレクションを最後に10年以上続いた衣料品事業から撤退することが発表されました。ライセンス契約していた企業から引き継いだものですが、エルズナー氏は、高い品質の商品を提供して行くのが難しく、ここ数年は利益を出せていないと話しています。

 今後は、メインの商品であるアーミーナイフやビジネスや家庭用ナイフ、時計、旅行カバンに力を入れていく計画です。また、シュヴィーツ州に新たにヨーロッパの物流の拠点となる土地を購入し、ロジスティクスについても見直しを行っていくそうです。


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