子供の喘息、実は違うかも!?

 

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 アレルギーが原因と言われている喘息。ぜーぜーと苦しそうに息をしている姿はこちらも苦しくなり早く治してあげたい気持ちになります。すぐに適切な治療が求められますが、ある研究によると、医師から下される喘息の診断は必ずしも正しい訳ではないと発表されました。

 オランダのユトレヒト大学メディカルセンター (Universitair Medisch Centrum Utrecht) の研究によると、2016年に同センターへ転送されて来た6歳~18歳の子供の喘息患者の約半数が実は喘息ではなかったことがわかりました。

 チューリッヒ大学小児病院 (Kinderspital Zürich) の呼吸器内科医長アレキサンダー・メラー (Alexander Möller) 医師によると、正確な数字はわからないものの、スイスでも喘息の治療薬を処方されている子供の約1/3は、正しく診断されていないと分析しています。

 誤診の原因はとても簡単で、喘息の治療はシンプルで薬も簡単に処方できること。また、何か処置をしてもらいたいという子供の親からの圧力から、医師が喘息のスプレーを簡単に処方してしまっているためだと言います。

 長期にわたり多量に吸入されたコルチゾンは、副腎皮質低下症や呼吸器疾患を引き起こし、気管支を広げる薬は脈を速くし、子供が神経質になるといった副作用もあります。簡単に処方してしまうため、高額な医療費の問題へも繋がっているとメラー医師は指摘しています。

 苦しくなくなったから終わりではなく、何が原因で症状が出るのか調べ、根本から正しい治療をしてもらうよう促すことも必要ですね。

 


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