病院でマスクするべき?対応は様々

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 インフルエンザや風邪の予防、冬の乾燥する季節にはマスクは手放せませんが、ヨーロッパではその習慣がないため、外でマスクをしている人はほとんど見かけません。

 ところが今年は、スイスでもインフルエンザの流行を受けて、ジュネーブ大学病院 (Université de Genève) では、先週の水曜日から、病院を訪れる全ての人に対し、マスクを着用するよう義務付けました。少し前までは、風邪の症状のある訪問者にのみマスク着用を促していました。

 しかしながら、風邪を引いていてもマスクを着用する人は約10%ほどしかなかったため、今年は風邪の兆候がある人は病院へは来ないように、また見舞いなどで訪れる全ての人はマスク着用が義務付けられました。

 同病院の感染予防の責任者であるディディエ・ピテ (Didier Pittet) 氏によると、現在同病院ではインフルエンザを発症している患者は10人で、そのうちの何人かは院内感染でかかってしまったと言います。抵抗力が弱っている患者がインフルエンザにかかってしまうと重篤な状態に陥ってしまうこともあるため、病院はマスクの義務化を決定したと話しています。

 一方、ドイツ語圏のチューリッヒ大学病院 (Zürcher Universitätsspital) やルツェルン州立病院 (Luzerner Kantonsspital)では、風邪の症状がある人のマスク着用は促していますが、義務化はしていません。

 スイス連邦保険局 (BAG) では、マスクの着用は予防に効果があるとしていますが、義務化を強く薦めてはいません。スイスではまだマスク着用の習慣がないため、人々が受け入れるのに時間がかかると見ています。

 街でマスクをするのは、ちょっと勇気がいりますが、少なくとも病院内では着用した方が感染拡大の予防になるのではないでしょうか。みなさんは、スイスでマスクしていますか?

 


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