苦情を言うトップは50代男性!

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 2013年からチューリヒ市 (Stadt Zürich) は苦情用サイトを開設しています。サイト名は「Züri wie neu」、日本語で”新品のようなチューリヒ”とでも訳したら良いのでしょうか。いずれにしても、こちらのサイトにありとあらゆる苦情が寄せられています。Züri wie neu – Stadt Zürich

 例えば、通りにスキーが捨てられている、道路に穴が開いている、庭が手入れされていない、枯れ木が歩道に置いてある、停留所はいつから禁煙になるのか、等々、これまでに8900件の苦情が寄せられているそうです。

 以前は電話で苦情を言っても、来週か今月中に片付くでしょう、という素っ気ない返事しかもらえなかったのが、この苦情サイトが開設してからは迅速に片付けられるようになりました。例えば、歩道に捨てられているスキーを携帯で写真に撮り、それをサイトにアップして苦情を伝えるだけ、数時間後には処理済みの返事が返って来きます。

 一番多く寄せられる苦情は、道路や歩道、広場にある穴などの欠陥について(2827件)、それに次いで多いのが不適切なゴミの廃棄(2309件)となっています。

 ベルン大学(Universität Bern)が行った調査によると、苦情を寄せる76%が男性で、全体の3分の2が大学などの高等教育を受けた人となっています。また、驚くことに3人に1人が公務員だそうです。これを基に浮かび上がってくる典型的な苦情サイト利用者は、「50歳男性」と「高等教育を受けた公務員」ということです。

 ここで面白いのは、住人5人に1人が公務員といわれるチューリヒ市で、これほど多くの苦情が寄せられていること。そして苦情を言うのは圧倒的に公務員ということです!

 これについては深く言及せずに、兎に角、苦情サイトを大いに利用して、常に新品のようなチューリヒ市を目指して欲しいものです。

苦情サイトZüri wie neuはこちら
※サイトのマップの見方:緑(返信済み)、黄色(対応中)、赤(未解決審理中)

 

 


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