食品ロス削減へ!格安で食事を販売

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 国際連合食料農業機関 (FAO) によると、世界の食糧生産量の3分の1にあたる約13億トンが毎年廃棄されていると言います。日本でも農林水産省の調査で、年間約1,700万トンの食品廃棄があり、そのうち食べられるのに廃棄される「食品ロス」は年間500~800万トンに上ると推計しています。この数字は、世界の食糧援助量の約2倍に相当するとされています。食品業界ではロス削減のため、食品の納品期限や賞味期限の見直し、施設等へ無料提供するフードバンク等の取り組みを始めています。

 スイスでもレストラン等の飲食店での食品ロスは年間約29万トンで、食品ロス全体の約12%に上ると言います。欧州全体で2020年までに食品廃棄物の半減をめざし、対策に取り組んでいます。各国が様々な対策で取り組んでいる中、ヨーロッパで広がっているのが、デンマークで創設されたサービス「Too Good To Go」です。いわゆる「もったいない」の精神で、飲食店で余った食べ物を値引きして販売するシステムです。

 スイスの飲食店でもこのサービスを始めています。販売はネットで行われ、飲食店は販売したい商品を投稿し、ユーザーは位置情報等で値引き情報を検索後、オンラインで決済、店舗で商品を受け取ります。

 ユーザーにとっても魅力なのは、その価格です。通常と同じメニューを一食約3スイスフラン (約312円) から購入することができます。参加している店舗はさまざまで、パン屋やヴェトナム料理店、最近では「ねぎしすしバー (Negishi Sushi Bar)」 のチューリッヒバーデナー通り店 (Zürich Badenerstrasse) も参加しています。この取り組みがうまくいけば多店舗へも展開して行く計画だそうです。

 アプリでは食糧を必要としている人のための寄付も行っています。自分が参加することにより食品ロスが減らせるのであれば是非参加したいですね。安い価格で購入することができるので、いろいろなレストランを試してお気に入りを見つけるのも楽しいかも知れませんね。

アプリについて詳しくはこちらをご覧下さい。(独)


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