スイスの結婚事情〜結婚にルーツは影響するか〜

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 日本ではあまり多くありませんが、移民や移住の多い国では、同じ国籍を持つ人でも両親の国の文化を受け継いで生活している人は多く見られます。

 連邦統計局(BFS)の調査によると、両親の内1人がスイス生まれで自身もスイスで生まれ、そしてスイス国籍を持つスイス人同士が結婚してから20年以上の結婚生活が続いている確率は約82%でした。一方、両親が共に海外で生まれた背景を持つ人とスイス人との結婚が20年以上継続している確立は約75%でした。

 特にギリシャ、ブルガリア等のバルカン半島やトルコ出身の人との関係はうまくいかず、結婚生活を続けている人は約28%でした。原因としては、文化や生活様式が大きく異なり、家族からの影響も大きいためだと分析されています。

 また、ローザンヌ大学(University of Lausanne)の研究家の分析では、南ヨーロッパや西ヨーロッパの人達に比べ、バルカン半島やトルコ出身の人達は平均して経済的な面でスイスにうまく溶け込めず、そのストレスがパートナーにも悪影響を及ぼしていると見ています。

 しかしながら、ここ10年でルーツの違う人とスイス人の結婚は減っていると言います。移民や移住が増え、またインターネットを通して以前よりも簡単に同じルーツを持つ人と出会えるためだと報告されています。

 世界は狭くなったとは言え、まだまだ知らない文化や生活様式があります。違うということを受け入れ、相手の文化を知ることも必要ではないでしょうか。


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