スイスの中学教育制度

swissjoho_education-39-2  スイスでは日本の「中学教育制度」という概念が存在せず、ステップを順次に踏んで中学へ進学していく日本のシステムとは異なります。今回は、「中学教育制度」について、スタッフの体験談や事例を交えながらご説明いたします。

|中学進学前の進路相談

 小学校を卒業する1〜1年半前あたりから、卒業後の進路を決めるために3者面談や進路説明会、学校説明会、体験入学などが行われます。11-12歳の小学生が、「(日本の高校生がするような)進路の選択」をしなくてはならないということは、ある意味で両親や生徒にとって、決して簡単なことではありません。しかし、選択後の方向修正ができる柔軟性があるのも、スイスの中学教育制度の特徴でもあります。

|中学校への進学〜前期中等教育ステージへ〜(Sekundarstufe I)

  一般的には普通中学や中高一貫校中学部などへ進みますが、義務教育である前期中等教育の大きな分けかたとして、一般教育課程(allgemeinbildenderAusbildungsgang)と職業教育課程(berufsbildender Ausbildungsgang)があります。ここからは学力別、または成績順に大学を目指した高校への進学や高校からの進路、目指す業種などを目的としながら、以下の学校に進むことになります。

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|学力レベルの表記

 普通中学校や実科学校という区別の代わりに、普通中学でA、B、C、P、Eなどアルファベット表記をする州や学校もあります。その場合、通常であれば、Aが学力の高い中学で、B、Cが続きます。また、州によっては学校や校舎ごとではなく、個人の科目別学力のレベルによりABCと分かれるケースもあり、日本の中学校のように一律でないのが大きな特徴です。

  州ごとの義務教育期間については、 スイスの文部省(EDK)が発行した「教育制度・2015/1026年版(州別)」をご参考にしてください。

*上記にある記載情報は、あくまでも例として、個人の体験談、及び国内にある州で大多数を占める中等学校の名称を参考にしています。現在お住まいの地域の学校により、記載内容と異なる場合がありますので、詳細については、学校に直接お問い合わせください。

 


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